フレッツ接続ツールについて
[ トップページ > LAN > DCLAN > フレッツ接続ツール ]
フレッツ接続ツールについてのメモです。結局はRASPPPOE使えって話になりますが(苦笑)
フレッツ接続ツールの特徴というか欠点
欠点
- 起動が遅いです。起動してからも何度か操作しないと回線に接続されません。
- 自動接続が出来ません。
- サスペンドやレジュームに非対応なのでそれらに失敗します。
- フレッツ接続ツールを使うような環境(要するにルーター無しの環境)では問題ないんでしょうが、パソコンに接続しているLANカードにゲートウエイが登録されてると通信がそっちに行ってしまって通信できません。ダイヤルアップではゲートウェイ上書き(ダイヤルアップ以外のメトリックを下げている?)から普通に通信できるのに。
- Windows2000で無効にしていたLANカードを有効にしたりするとフレッツ接続ツールでは接続できないようになる。
- WindowsXPにはインストールできません(標準でPPPoE接続機能があるので必要ないけど(苦笑))
特徴
- メッセージ類が結構でることくらいかも。それも一般ユーザーには意味がわからない情報で、詳しいユーザーには足りないんじゃないかと思うけど。
- WindowsXPのPPPoE接続では調べられないPPPoEサービスサーバー名を調べることができる(RASPPPOEでもできます(笑))。ちなみにPPPoEサービスサーバー名なんて滅多に必要になりません。サービスサーバー名入力欄があるからと入力してあると接続できなくなることも多いです。
さらにこのページのコンテンツの1つである接続共有にフレッツ接続ツールを利用すると、接続共有を利用する機器(DCを含む)のMTUが変な数値になります。
WinMeでの場合、接続ツール自体でMTUが1454に設定されているのに接続共有を利用した機器の通信が1500やその他意図しない数値になりやすいです。接続ツールのMTUはコントロールパネル→ネットワーク→Network TeleSystems P.P.P.o.E. Adapter (NTSP3)のプロパティの詳細設定のMaxFrameSizeにありますが、これを変更していても接続共有を利用する機器での通信になぜか反映されません。これはWindowsの接続共有の仕様かもしれませんが。
よって、レジストリにある接続共有のMTUかLANカード自体のMTUを変更しないと接続ツールと接続共有を使用している場合にはPSOが安全にプレイできません。
結果的に簡単に接続共有でのMTUを変更できる(システム全体のMTUを変更している?)RASPPPOEを使用したほうがいいです。
結論:RASPPPOEを使いましょう
おまけ:WindowsXP
WindowsXPでサポートされたPPPoE接続の設定方法。
NTT西日本→Windows XP・セットアップ方法
NTT東日本→XP設定
MTU設定方法情報→WINXPFAQのWinXPでのMTU設定方法
どうしてもRASPPPOEを使いたくない人向け情報
どうしてもRASPPPOEを使いたくないヒネクレモノなひとや、RASPPPOEが動かない環境(LAN関係のドライバやプロトコルを削除して入れ直すか、OS再インストールすれば動くはずですが)な人向けの情報を。
フレッツ接続ツールとWindows98SE/Meでの接続共有の環境でのMTU変更方法を記載します。Windows2000/XPではどうあがいてもMTUを設定できませんでした。諦めてRASPPPOEを使うか、LANカード単位でMTUを設定しましょう。
Windows98/98SE/Me
- Dr.TCPを使って変更する
- 接続共有の設定完了後にDr.TCPというツール(http://www.dslreports.com/front/drtcp.html)を使って設定します。

InternetMTUということろに目的のMTU値-40(MTUと表記されているが実際はMSSの値なので)を設定してパソコンを再起動します。設定するときに「Apply」ボタンが押されない状態になることが多いですが、他の入力域をいじると押せるようになります。
PSO可能な4の倍数でフレッツADSLの最大値(1454)以内の1452にしたい場合は1412です。1400にしたい場合は1360。
- WinNeToolsを使って変更する
- 接続共有の設定完了後に、はげさんが運営している「WiNeTips 複数台同時接続&LAN共有 設定事例集 for Windows」で配布しているWinNeToolsを使ってICSMTUを変更する方法もあります。そのツールの説明をよくみてやりましょう。
- レジストリエディタで変更する
- 接続共有の設定完了後にレジストリエディタで HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\ICSharing\Settings\General に InternetMTUというキーを作って目的のMTU値-40(MTUと表記されているが実際はMSSの値なので)を設定して再起動する。
ダウンロード後にダブルクリックで設定が組み込まれるので再起動してから回線を接続してみてください。
ちょっと忠告しておくと、MTUの設定などでレジストリ設定のREGファイルをダウンロードして気軽に実行するかたが多いようですが、REGファイルには悪意のある内容を含もうと思えば簡単に含められます。
一度右クリックの「編集」などで開いて内容を確認してから実行しましょう。
※Windows2000/XPでは設定の位置が違うっていうか設定が無いのでこの設定ファイルは使わないように。ダウンロードログを見ると注意を見てない人も多いようです。
Windows2000/XP
- フレッツ接続ツール+接続共有でのMTU設定方法を知ってたら教えて欲しいんですけど……(苦笑)。ということで基本的にRASPPPOEを使用しましょう。
どうしてもRASPPPOEを使いたくないという場合はDr.TCPやその他のLAN接続最適化ツール類でADSLモデム側、BBA側それぞれのLANカードのMTUを変更しましょう。それぞれのLANカードのMTUを変更する方法はWindows2000/XPだけでなく、Windows98SE/Meでも有効です。
設定したら以下のサイトでMTUを計ってみましょう。測る場合には接続共有を動かしてるパソコン以外にもう1台パソコンが必要になります(このパソコンを接続共有して、それで計測する)
DCでは測定できません。
参考リンク:MTUができる計測サイト
- SpeedGuide.Net (左メニューのTCP/IP Analyzerか上メニューのCable Modems→SG TCP/IP Analyzer→さらにSG TCP/IP Analyzer。両者とも変更の可能性あり)
[ トップページ > LAN > DCLAN > フレッツ接続ツール ]
智ねっと