DC無理やりLAN用語集
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わかりにくい用語、略語、間違った用語、不適切な用語が飛び交っているようなので簡単に用語説明をしておきます。
本当に簡単に説明しており、しっかりと調べてはいないので鵜呑みにはしないように。
半分は略語を使う人や、誤用するひとへのからかいも入ってます。
追加要望や内容の間違いの報告などはBBSにてお願いし歓迎しますが、ヘタクソな突っ込みやメールでの報告は無用です。
- LANカード
- LANボード
- LANアダプタ
- LANポート
- イーサネット(Ethernet)カード
- イーサネット(Ethernet)アダプタ
- イーサネット(Ethernet)ポート
- ブロードバンドポート
- すべて同じ意味を指します。イーサネット(Ethernet)でLAN(LocalAreaNetwork)を構成するための部品であり、ケーブルを指すためのポートです。
まれにLANカードはノート用で、LANボードがデスクトップ用と言い張る人がいますがこれも正しくはありません。形状であるノート用の拡張カードを「カード」、デスクトップは「ボード」であるとの思い込みからきているもので、正確にはPCMCIAカードタイプLANアダプタもしくはCardBus用LANアダプタなどがノート用ということになります。
- LANケーブル
- イーサネット(Ethernet)ケーブル
- LANを構成する場合に有線で接続するケーブルです。ストレートはLANアダプタと通信機器を接続するのに使用し、クロスケーブルはLANアダプタ同士を接続するのに使用します。通信機器同士を接続する場合もクロスになります。例外として通信機器のUPLINK(カスケード)端子と他の通信機器を接続する場合はストレートケーブルで接続できます。
通信機器に特定のポートを通常とUPLINK(カスケード)を切り替えるスイッチがあることもあり、その場合は設定に合わせてケーブルを選ぶかケーブルに設定をあわせましょう。
- 接続共有
- ICS
- Windows98SE以降(98SE/Me/2000)にある機能「インターネット接続の共有」機能をさします。ちなみにこのページは「インターネット接続の共有」の成功例が各BBSなどに埋もれて流れるのが勿体ないというか、情報を残すために作られています。まれにこの方法に関して押し付けがましいひとや、他のページの丸写しで検証不足な情報を置いている自分のページの宣伝しかできないひとがいることが惜しまれます(うちのとこのことも宣伝してね!(笑))。
ICS(InternetConnectionShareingの略)として略す人もいるようですが、他の略語もですがいきなり初心者への解説などで使用する用語ではないと思います。
- ポートを開く
- ルーターのファイヤーウォール設定やパケットフィルタ設定で通信を禁止しているポートを通信できるように設定することを表します。
まれにポートフォワード(静的IPマスカレード)の設定のことを「開く」と表現する人がいますがこれはかなり誤用に近いでしょう。
- ポートフォワード
- 静的IPマスカレード
- NATe
- ルーター環境や接続共有環境などで外部から特定のTCP/IPやUDPの通信ポートに届く通信を、内部のLAN機器に転送する設定を指します。ルーターメーカーなどで呼び方や機能の細部に違いがあるので注意しましょう。
基本的にルーターや接続共有環境へはグローバルIPアドレスが与えられている必要があります。
PSOver2でのUDPONに行う場合はこの設定が必須になりますが、設定せずに他人に迷惑をかけている人も多いようです。
- IPアドレス
- LANやインターネット(WAN)上でそれぞれの機器を区別するための番号。IPと呼称する人が多いがIPとはInternetProtocolなので用法に間違いあり。IPアドレスにはつけ方に規則があり、グローバルIPアドレスの場合はNICやJPJICという機関に申請し配布されたIPアドレスを使用する必要あり。この辺はサービス会社が代行してくれることが多い。
まれにWebチャットやネットゲームにて「お前のIPアドレスが判ったから、住所からなにまで判る」と初心者を脅して喜んでるやからがいるが、その手の人物に同じことを言ってあげると同じように慌てふためくかも(笑)。IPアドレスおよびそれに付随するリモートホストから接続に使用しているプロバイダや、大域的地域(リモートホストに地域名が読める状態で含まれていることがある)が判ることがあるが、それ以上の情報は引き出しようがない。例外として該当者が犯罪行為を行った場合捜査情報として提供されることもある。
- グローバルIPアドレス
- それぞれの通信機器に世界中唯一のIPアドレスを割る当てる方法で割り当てられたIPアドレス。NICやJPJICという機関に申請し配布されたIPアドレスを使用する必要あり。この辺はサービス会社が代行してくれることが多い。
家庭内LANなどで通信機器に勝手にグローバルIPアドレスをつけることは内部/外部のネットワーク混乱などの原因になるので避けたほうがよい
- ローカルIPアドレス
- 閉じられたネットワーク内のみで有効なIPアドレス。一部CATVサービスや、企業LAN、家庭内LANなどで使用される。限られた範囲のみ有効なので、お互い直接通信することのない他の場所でも同じIPアドレスが使用されていることもある。
一般的な家庭内LANのルーター環境の内側ではローカルIPアドレスを使うことが多い。
クラスA:10.0.0.0〜10.255.255.255(16777216-2個まで)、クラスB:172.16.0.0〜172.31.255.255(1048576-2個まで)、クラスC:192.168.0.0〜192.168.255.255(65536-2個まで)があり、例外的にDHCP環境でIPアドレスを取得できなかった場合に169.254.0.0〜169.254.255.255が使われることがある。
一部CATVサービスなどで10.0.0.0〜10.255.255.255、192.168.0.0〜192.168.255.255が使用されていることがあるので注意したほうがいいこともある。
ルーターではLAN側IPアドレスがクラスCの192.168.0.0〜192.168.0.255や192.168.1.0〜192.168.1.255に設定されていることが多い。
- サブネットマスク
- ネットワークを論理的に範囲決めして制限する設定数値。家庭内LANなどでは255.255.255.0に設定し、254台の機器までの設定にしていることが多い(0〜255で256台にはならず、0と255は特殊なアドレスになり254台になる)。有効なビット数で表す/24とか/28とか/16などと表すこともある。/24は255.255.255.0(254個)、/28は255.255.255.240(14個)、/16は255.255.0.0(65534個。めったに使われない)
この数値をIPアドレスを組み合わせて計算するとブロードキャストアドレスが算出できる。IPアドレスとサブネットマスクを論理積(AND)演算したものにサブネットマスクを反転(XOR255)して論理和したものがブロードキャストアドレスになる。
そういうことで計算できるのでほとんどの機器で設定する項目がないが、BBA対応ドリームパスポートの一部では設定する項目がある。
例:IPアドレス192.168.1.1、サブネットマスク255.255.255.0(192.168.1.1/24)のブロードキャストアドレスはIPアドレスにサブネットマスクをANDして192.168.1.0(これがネットワークアドレス)、それに反転したサブネットマスク0.0.0.255をORして192.168.1.255になる。
- ネットワークアドレス
- IPアドレスにサブネットマスクを論理積(AND)したものがネットワークアドレスと呼ばれ、ネットワーク全体をあらわす。すべての機器という意味ではないので注意。
- ブロードキャストアドレス
- ネットワークアドレスにサブネットマスクを反転して論理和(OR)したものがブロードキャストアドレスと呼ばれ、ネットワーク全ての機器をあらわす。機器検索やログ情報送信に利用されることが多い。
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